古紙回収の依頼は条件によって無料になる場合が一般的です。あまりにも少ない量の回収は無料では行うことができず、有料になることがほとんど。依頼してくるのが、会社や団体、官公庁、小売店などの店舗が占めています。個人の回収も受け付けていますが、ある程度の量が必要であるため、引っ越しのときにまとめて依頼するか自宅で自営をされている方が多いようです。とはいっても、ある程度の規定量あればいいので、同じアパートの住人同士で集めて依頼することも可能です。
自治体の古紙回収は無料で行われるとはいえ、回収所まで自分で運ばなければなりませんし、かなり遠くまで行かなければならない人もいます。自治体ももう少し柔軟に古紙回収を行ってくれれば、高齢者や足の不自由な人の悩みがひとつ解決できるでしょう。このような方々は近所の人にお願いするか、有料でも引き取りに来てもらう方法を選んでいるようです。このような事例に対応して、古紙回収業者のなかには、自社の敷地内に独自の回収所を設けているところも出てきました。回収する拠点が増えれば、高齢者や足の不自由な方にとって近い場所の回収所となる可能性も出てくるでしょう。古紙回収においても弱者にあたる方々の問題は避けては通れません。